肩関節周囲炎　一年以上体操しても変わらなかった四十肩が楽に！

50代　女性　公務員

主訴：肩関節周囲炎（四十肩・五十肩）

１年程前に五十肩の診断を受けて整形外科、整骨院でのリハビリ、マッサージを受けていたが、「大きな改善が無かったので最近は通院せずに教えてもらった体操を毎日頑張っている」ということでしたが、腕は動きやすくなりましたか？の質問には「あまり変わらない･･･」というお返事でした。

一年近く頑張って変化がないということは体操のやり方が間違っているかその体操が症状に遭っていないはずです。

状態にあったものならば完治はしなくても必ず改善していますから。

説明を聞いていただいて早速体操と全身のバランスをチェックします。そこで重要な２つの問題が見つかりました。1つは腕を挙げる体操は自然な動きに含まれる肩のヒネリが全く無視されてロボットのような動きです。

関節に不自然な動きを毎日何度もリハビリだと思って繰り返していました。これでは良くなるはずがありません。

2つ目は肩を支配する神経が出発する頚椎にも問題がでていました。そこで首を中心に全身のバランスを整え自然な腕の上げ方の脳への再認識が施術の中心になりました。ほとんど肩に触れない施術に「ここが痛いんですけど良いのですか？」と最初は訝しげでしたが15分もしないうちに前から挙げる動きが９５°⇒１３０°、横からの動きが１０５°⇒１３０°と変化したことで納得されたようでした。３回の施術を終えてそれぞれ１６０°と１５５°まで改善しましたがなにより大きな変化は真面目に新しい体操に取り組んで正しく自然な動きを上肢が取り戻しつつあることです。これからは自宅療法でもどんどん回復するはずですよ。